俺は今、ヒマワリTVの小会議室にいる。
隣で滝本ちゃんが、良く冷えたジャスミン茶を飲んでいる。
そこへ担当のプロデューサーがやって来た。
『お待たせしたわね!
私が、担当プロデューサーの安西です。』
と言って、俺の前に名刺を出してきた。
「初めまして!
私は、桧山隆一と申します。
武蔵野芸術高校機械科の1年生です。」
『じゃあ、美華ちゃんと同じ高校なんだね。
美華ちゃん、ありがとうね!
人手が足らなかったから困ってたのよ。
ホントに助かったわ。
美華ちゃんも手伝ってくれるって聞いたけど、大丈夫なの?』
『真理恵さんは、私の憧れのプロデューサーなんですもん。
何かお手伝いしたいの。』
『社長はご存知なの!?』
『パパには何も言って無いわ。
話したら、ダメだって反対するに決まってるもん。
だから、真理恵さんパパには内緒でお願いしますね!』
『ん…分かったわ。
じゃあ、現場のスタッフにも内緒にしなくっちゃね!
でも、そうなると普通のバイト扱いされるわよ!?
駆け出しのADみたいに、コキ使われるけど大丈夫かしら!?』
『……だよね!
《ヤバいかも。
ここのスタッフって人使い粗いもんなぁ。
でも、桧山君と一緒にバイトしたいし。
やってみるか!》
真理恵さん、私も同じ様に頑張ってみますので、宜しくお願いします。』
「オイ、滝本ちゃん大丈夫か!?
無理しないで良いぜ。
俺一人で大丈夫だから。」
『大丈夫だって!
一緒に頑張ろうね!』
「あぁ。」
『まぁ、二人仲が良いのね!
美華ちゃんの彼氏さん!?』
「イイエ、僕達はただの友達ですけど。」
『あらあら、そうだったの。
私はてっきり恋人同士かと思っちゃったわ。』
「ハハハ……。」
『じゃあ、明後日ここの正面玄関に来ててね!
遅刻したら絶対にダメだよ!』
「分かりました。」
『じゃあ、宜しく頼むわね。』



