幼なじみはイケメン兄弟




あたしは嫌になって、机に俯せた。


「奏のばか…。」


周りには聞こえないくらいの小さな声で、そう呟いた。


ばれないように、チラッと奏の方を見ると、頬杖をついて、めんどくさそうに黒板を見ていた。