「まぁ、そんなことは置いといて、数学の教科貸してっ!今度勉強教えるから!」

「…祐希も馬鹿じゃん。」

「あぁ!?楓よりは賢いからー!」

「うぅ…」

「っていうか、ここの教室誰もいないけど、楓次移動なんじゃねぇ?」

「あ、次移動だっ」


移動だと言うことに気づいて時計を見ると、あと1分くらいだった。


「なんでもっと早く言ってくんないの!」

「文句言ってないで、早くしないと、あと1分でチャイムなるぞ…」

「わかってるよっ!!」


用意をして、急いで教室を出たけど、時既に遅し。
キーンコーンとチャイムの音が聞こえてくる。