あたしはひきつけられるように寝息のするカーテンの前に行った。 シャッ 勝手に手が動いてカーテンを開けた。 「誰?」 見たこともないような整った顔。 この学校の生徒ではないようだ。 そっとカーテンを閉じようとする。 すると、静かに長い睫毛が動いた。