「ほっ惚れてないし!!」 「そんな顔して言ったって説得力ないよ。」 そう言うと、あたしの耳もとによって、 「好きなんだろ?ア、ン、ナ」 カナトは甘い声で囁く。 「なぁ?」 ニヤリと不気味に笑いまた囁く。