「雲はそんな疲れてしまった星を休ませてあげているんだ」



「そうなの……優しいのねっ。イジワルって言ってごめんなさい」



夜空に向かって謝る君を僕は微笑みながら見ている。


「……でもやっぱり星が見たいわ」



「……どうして?」




「だって……」