「須藤くんありがとぉ」
あたしはとりあえずお礼を彼に言った。
すると、彼は笑いながら友達のほうへと戻って行った。
あたしもちひろちゃんのほうに戻るとちひろちゃんはなぜか笑っていた。
「なんか、結衣と蓮くんってでこぼこコンビみたい」確かに、あたしと須藤くんの身長の差は35センチもある。
なぜかあたしたちはクラスの名物になっていた。
「でも、なんかうらやましいな結衣の身長。だって可愛いじゃん。あたしはその身長いいと思うよ。」
「でもあたしはやっぱりちひろちゃんの身長が憧れるなー。だって身長が低いと大変なことばっかりだしさ。今日だって黒板の消すのめっちゃ大変だったしさー。」