顔がさっきよりもかなり赤くなっている。 息も荒いし。 「お前… 熱あるんじゃねぇのか!?」 「っ……無いよ…」 「ちょっとデコ触るぞ」 俺はみあの額と自分の額に手を当てて熱さを比べてみる。 熱い!!!! かなり熱い。 「保健室行くぞ!!」 俺はみあをお姫様抱っこすると教室を飛び出す。 「っ…ゴメン…ね…」 何故かみあは俺に謝ってくる。 「ツラいなら 話すんじゃねぇ」 俺がそう言うとみあは目をつぶった。