でも どれだけ走ってもあるのは闇だけ…。 「いや…」 人ってこんなにも闇が怖く感じるんだ。 あたしはしゃがみこむ。 誰か。 誰か助けて。 頭に浮かんだのは… 「し…ろが…ね…」 あたしの大好きな人。 あたしの一番愛しい人。