「…ね…白金」 誰かの…声? 声に合わせて体が揺れる。 「…ん?」 俺は重たい目をゆっくりと開ける。 そこには俺が世界で一番愛しいヤツの姿。 「あ やっと起きた」 そう言って微笑みながら俺の横に座る。 「いくら揺すっても起きないから大変だったよ」 みあはそう言いながら口を尖らせている。 …可愛いな。 コイツは自分がどんだけ可愛いかまったく分かってねぇ。