…何かムカつく。 そう思った瞬間。 強い風が窓から入ってきた。 廊下に散らばっているプリントがまた宙を舞っている。 さっきと違うのはゆっくり舞っているんじゃなくて スピードをつけてあたしに向かってきているという事。 「キャァァァァァ!!!」 「バカよけろ!!!!!」 銀色コナンくんの大きな声が聞こえる。 …ケド 無理だよ。 足が動かない。 完全にすくんでしまっている。