「佐々野、このプリント後から職員室に持ってこい」 教室中に響き渡る声。 「えー。重そうだし…先生あたし無理かも」 あたしはケータイをいじりながらそっけなく返事を返す。 「はぁん?佐々野…昨日学校を脱け出したのを忘れたとは言わせないぞ?」 ーガタタッ あたしは椅子から落ちそうになる。 そんなあたしの行動を見て 「佐々野、持ってこいよ?」 不気味にニッコリ笑いながらあたしに問いかける先生。 「…はい」 あたしはしぶしぶ答えた。