「え?」
あたしはお姉ちゃんの方へと振り返る。
「忘れてた」
あれ?
お弁当はスクバに入れたよね?
他に何か忘れてたっけ?
「何…?」
あたしはかなり疑問に思いながらお姉ちゃんに聞く。
「彼氏にキスマークは最低3個ぐらいにしとくか見えないトコロにつけてって言っときなね」
「なっっっっ!!!!////」
あたしはビックリしてスクバを落としそうになる。
「じゃー行ってらー」
そう言うと笑いながらお姉ちゃんは家の中へと行ってしまった。
「…気づいてたんだ」
あたしはしばらく玄関から動けなかった。
メニュー