‘ドンッ’
「…ってーなあ」
その声とともに廊下が静まる。
「す、すみませんっ」
1年男子が謝っている。
あーあ、来ちゃいましたよ。来ちゃいましたか

あたしが大っ嫌いな奴。
春川空斗。超不良。なんかどっかのグループの
頭はってる奴。
不良だから嫌いとかじゃなくて、完璧すぎるんだ。
あたしと比べ物にならんくらい。
「ごめんなさいっ…」
「ああん?」
1年生かわいそー。と同情してると
春川があたしの方をみてきた。
「お前…」
そうそう言ってこっちに向かってくる。
なんでくるんだー。えーここで殴られんのー?
そういう動揺を押し込めて
「なに?」
クールに返してみた。
「お前、こいつに同情したろ?」
えぇ、ばれてますか。ばれてるんすか
超能力すか?えー。
「しっ、したよ」
そういうと1年男子が顔を明るくした。
あ…いいことしたかも……ということはなくって
「お前ちょっとこいっ」
腕を掴まれだっこされひょいひょいひょいっと…。
犯されちゃうんすか?えー。てか今日生理ー。無理ー。
「やめんかーいっ」
足をじたばたしてると屋上について鍵閉められ
ひょいっと下ろされた。



ここからが、悪夢の始まり、はじまりーっ