【短編】人を好きになった、ライオン。




「…ライオンさん?」






君の声…。
精一杯の勇気…。






「そう、ライオンさん。」






俺は、少し君の顔色を伺いながら言った。






「私を…好き?」






まだ、放心状態に居る中、
君の勇気が見えた。