あの夏の日から、私の片想い歴も8ヶ月。 好きになってしまってから、あっという間の時間だった。 毎日が楽しくて、いつもと同じ景色でさえ、輝いて見えた。 洗濯干しに下がっているお父さんのパンツさえも… 人を好きになることで、こんなに自分が変わってしまうなんて、思いもしなかった。 学校に行くのが何より楽しくて、前はあんなに嬉しかったはずの祝日がうらめしくて仕方なかった。 祐輔の姿を見たい 祐輔と話をしたい 祐輔と同じ時間を過ごしたい。 どんどん欲張りになっていく自分がいた。