Black King



暫く走ると、見慣れた景色になった。


………え!?


こんな近くにあんな人達がいたの!?


また会ったりしないよな?


あ、かばんから携帯出さなきゃ。


…かばんが……な…い……!!!!


もしかして、置いてきちゃった?


取り行かなきゃじゃん!!!


学校来られても困るし。


とぼとぼと来た道を帰る。


確かここを左で…。


あ、着いた。


ナイス記憶力!!


私はまたカラフルぼーいずの視線を受け、重い気持ちでドアを開けた。


「あのー…」


「あ!!陸ちゃんだ!!」


「……ちっ」


イケメンAはソファーにふんぞり返っている。