零次朗は、小さく女性教師に頭を下げて、出口に向かった。
体育館を出るとトイレに行き、零次朗は小太郎の腕を掴んだ。
「こら、小太郎。おまえのせいで恥をかいてしまった。どうも今日は朝から調子が悪い。謝れよ。」
《すまん。零次朗。だが話を聞いてくれ。》
小太郎は理恵子の件を話すと、屋上に連れて行こうとした。
「何を言ってるんだ。今行ける訳無いだろう。式が終わってからだ。
それまでおまえは理恵子という子から、詳しい話を聞いてくれ。」
《しょうがない。
じゃあ、式が終わったら屋上の隅にあるプレハブまで来てくれ。
そこで待っているよ。》
零次朗はトイレを出て、式に戻った。
式が滞り無く終わり、一同は各教室に入った。
教室に行くと、席順が発表され、零次朗は窓側の席になった。
席に座ると、隣の女子生徒が声をかけてきた。
「トイレ間に合いましたか。ふふ。」
零次朗が顔を見ると、式で隣にいた女子生徒だった。
「おまえか。おかげで恥をかいたよ。」
「何よ、自分が悪いんじゃない。入学式の前にちゃんとトイレぐらい済ませとくものよ。」
「別に、トイレに行きたかったわけじゃないさ。」
「強がりはいいわよ。私は永田百合、百合の花のように綺麗でしょ。宜しくね。」
「ずうずうしいね、まったく。俺は零次朗、小早川零次朗。取りあえず、ヨ・ロ・シ・ク。」
担任が教室に入ってきた。
「私が、これから皆さんの担任と、英語を受け持つ塩原淳子です。
今日から高校生になったわけですから、気を引き締めて高校生活を送るようにしましょう。
いいですね、小早川君。」
淳子がそう言って、小早川に笑いかけると、クラス中が笑った。
零次朗は今日二度目の赤面をすることになった。
永田百合も笑っている。
一通りの話が終わると、解散になった。
体育館を出るとトイレに行き、零次朗は小太郎の腕を掴んだ。
「こら、小太郎。おまえのせいで恥をかいてしまった。どうも今日は朝から調子が悪い。謝れよ。」
《すまん。零次朗。だが話を聞いてくれ。》
小太郎は理恵子の件を話すと、屋上に連れて行こうとした。
「何を言ってるんだ。今行ける訳無いだろう。式が終わってからだ。
それまでおまえは理恵子という子から、詳しい話を聞いてくれ。」
《しょうがない。
じゃあ、式が終わったら屋上の隅にあるプレハブまで来てくれ。
そこで待っているよ。》
零次朗はトイレを出て、式に戻った。
式が滞り無く終わり、一同は各教室に入った。
教室に行くと、席順が発表され、零次朗は窓側の席になった。
席に座ると、隣の女子生徒が声をかけてきた。
「トイレ間に合いましたか。ふふ。」
零次朗が顔を見ると、式で隣にいた女子生徒だった。
「おまえか。おかげで恥をかいたよ。」
「何よ、自分が悪いんじゃない。入学式の前にちゃんとトイレぐらい済ませとくものよ。」
「別に、トイレに行きたかったわけじゃないさ。」
「強がりはいいわよ。私は永田百合、百合の花のように綺麗でしょ。宜しくね。」
「ずうずうしいね、まったく。俺は零次朗、小早川零次朗。取りあえず、ヨ・ロ・シ・ク。」
担任が教室に入ってきた。
「私が、これから皆さんの担任と、英語を受け持つ塩原淳子です。
今日から高校生になったわけですから、気を引き締めて高校生活を送るようにしましょう。
いいですね、小早川君。」
淳子がそう言って、小早川に笑いかけると、クラス中が笑った。
零次朗は今日二度目の赤面をすることになった。
永田百合も笑っている。
一通りの話が終わると、解散になった。

