「今から言うことは本当のことなんだ・・・。」


「何があったの?」


「玲の体にある腫瘍・・・。もう手のほどこしようのないところまできてて・・・。もし今回みたいなのが次あったら・・・・。命の保障はないって言われた。」


「は?」

賢太郎と別府は声がそろった。


「手のほどこしようがない??もう死ぬのを待てってことなのか??」


「奇跡を信じるしかない・・・ってさ・・・。」