「おかしいですよ・・・。ずっと玲は元気だったじゃないですか。いつも笑ってましたよ??」


「うん・・・。確かに、浩樹君の前の玲は元気だったかもしれないわ・・・。
でもね・・。あれは浩樹君には見せたくなかったのよ・・・。
浩樹君が帰った後、いつも玲は苦しんでたの・・・。
玲が言わないでって言ってたから今まで言わなかったの。」



「そうだったんですか・・・。玲・・・。なんで無理したんだよ・・・。俺の前だからって無理しなくていいのに・・・。」



「玲は強い子だから、今はまだ寝てこれから病気と戦っていくための力を蓄えているのよ。だから、今は優しく見守ってあげましょう。」



「は・・・い・・・。」


俺の目から涙がこぼれた。