「事故にあったせいで右腕が骨折し、それで医者に……もうテニスができないと宣告されました……なので、今日をもって、部活動を辞めます……。先生、別府、他のみんな、今までありがとうございました……。」



俺は深々と頭を下げた。


「は?もうテニスができない??嘘だろ??おい!浩樹!嘘付いてんじゃねぇよ!!!」



別府が立ち上がり、俺の胸ぐらを掴んできた。