あなたの夢はなに?


君は無邪気に笑いながらそう聞く


……僕の夢は 形が日々変わっているよ


お菓子をたくさん食べたかった頃


バスの運転手になりたかった頃



でも 君と出逢ってから


僕の夢は君になった



君を好きでいられる


君に好きでいてもらえる


君と一緒に笑いあえる



君が 僕の夢



でも 照れ屋な僕は

君に素直な気持ちは伝えられない




……君の夢にも 僕はいるのかな



君は 無邪気に笑ったまま


僕のもとを 離れていくのかな



僕に 君の夢を形作る力はないけれど



君には 僕の夢を形作る力があるんだよ




夢は 叶えるためにある



僕はそれだけじゃないと思うよ



夢は 見るためにある



嬉しそうに僕の夢を聞いてくれる


君の存在が



こんなに 愛しいから