その濡れた髪に 柔らかな指を絡めて
赤く染まる君の頬に 心を奪われた
ただ真っすぐに
この言葉を伝えたいと思った

心地よいメロディーを奏でる この風は
それでも君に届かない

君が笑うと 花が咲き
君が怒れば 空が曇る
僕の中心(まんなか)は いつでも君だよ


愛を語るなんて まだ早いけれど
ありったけの言葉で 君に愛を伝えたい
一瞬 一瞬の輝きを
一つ 一つの仕草を ただ大好きだと伝えたい
たとえ永遠に届かなくても
それだけが 僕の生きている証だから


そのしなやかな瞳(ひとみ)に 熱く見つめられると
まるで魔法にかかったみたいに 動けなくなる
ただ遠くから
君を見ているだけでよかった

誰にでも 限りない幸せをくれる
君の笑った表情(かお)を

君が笑うと 夢がひらき
君が泣けば 僕が拭う
ただ君の傍にいさせてください


飾った言葉なんて思いつかないけれど
日ごと募っていく 君へのありがとう
毎日 毎日の発見を
ほんの少しずつでいい 伝えたい
それだけが 僕の生きていく希望だから


もし前が暗闇に包まれて 何も見えなくなっても
絶対に君を見失ったりしない


生きる知恵を 持ってなくても
生きていくのが 他の人より下手でも
ずっとずっと ここにいたい
大好きな君に 愛を届けられる日が
いつかきっとやってきますように


いつかきっとやってきますように……