「そうですか…本当にありがとうございました。では先生、私たちはこれで失礼します」

「も、もう帰るのか?!せっかく目を覚ましたのに!」

『そうだよ』

「ちょっと用事があるの。あなたも!!あなたってほんとKYね!!」

「何のことだ」

「何だかすみません…」

「いえ先生、先生が謝らなくていいんですよ、じゃあねなつみ」

「ま、また来るからな」

『うん。ありがとう』

「先生」

そう言ってお母さんは先生に何か耳打ちした

「はい、しっかり心得ておきます」

「ふふ、じゃあ」

バタン