最近ずっと柚凛と話してない。


輝蓮と初めて話したあの日からかな??


柚凛は目も合わせてくれなくなった。


それに…最近、龍薫と二人で居る所をよく見かける。


なんか俺だけ仲間はずれにされたみたいだった…。


「た~つやっ!!」


後ろから輝蓮に肩を叩かれる。


ほんと…コイツはいつも元気なんだよな…。


「何だよ、もう…」


「ねぇ知ってる??」


いきなり輝蓮の表情が変わった。


声のトーンも少し低くなっていた。


「え…何??」


輝蓮は人差し指を立てて前を通りすぎた二人組に指を向けた。


「あの二人…付き合ってるんだって。」


輝蓮が指差した二人…それは紛れもなく柚凛と龍薫だった。