「柚凛ちゃん??」


後ろから聞こえた声に振り返った。


そこにいたのは一年生の時からお世話になった先輩。


色んな事を教えてもらったし沢山相談にものってもらった。


私が…大好きだった先輩。


「茉璃先輩っっ!!」


久しぶりに逢えてすごく嬉しかった。


それと同時にもう一度あの時に戻りたいと思ってしまった。


「久しぶりだね。


どう??


最近は」


私は一瞬答えに迷った。


単純になんて答えればいいか分からないってのもあったけどやっぱり二人の事を思い出してしまう。


「どのうしたのさぁ。


浮かない顔して。」


茉璃先輩は前と変わらない笑顔でそう問いかける。


私はこの笑顔に何度も助けられていた。


「私でよければ相談のってあげるよ。」


そんな優しい茉璃先輩の言葉に私は今の自分の気持ちを話始めていた。