いつものように女の子に囲まれてナルシスト振り撒いてる弦。


それを見て、昨日自覚した閉じ込めてた心がざわつく。


あーあ。全く。


携帯を取り出し新規メールを作る。

宛先には弦の文字。


“ばーか”


それだけ本文に打ち込み、

「そーしんっ!」


「なに?愛のメッセージ??」


「ん、嫌がらせ。」



輪の中で携帯を開く弦。

読んだ途端顔がにやけてやがる。



「あんたどんな変態文送りつけたわけ?」


「桜さん、それって失礼。」


「うん知ってる。」