ふと、エスカレーターの手前の店に目に止まるものがあった。
 
いつの間にか出来ていた店。

 何となく毎日目にしながら、入りそびれていた店。

 私は、そっちへ足を向けた。

 綺麗な緑色のかえるが、口を開けている。

 可愛い。

 こういう感情は生きていることに驚く。

 私は、それを買った。