ポカポカ日差しが部屋に降り注ぐ。
暑くもなく、寒くもない。
丁度いい気温に私は段々瞼が重くなった。
何でかな。
ここに来てから私はよく、眠れるようになった。
あの家に居た時は、全然眠れなかったのに。
夜、ベットに入ると脳裏に焼きついたあの映像が流れて。
怖くて怖くて、眠れなかった。
誰かに抱きしめてほしかった。
誰かに必要とされたかった。
誰かに...名前を呼んでほしかった。
不安で不安で仕方なかった。
明日の朝、私はどうなってるんだろうとか。
また明日も、私はあの人を演じ続けなきゃいけないのか、とか。
毎日が憂鬱で仕方なかった。
日付が変わる度に、私はビクビク怯えてた。

