「...え?」



「もっともっと李桜の事、知りたい」



「うん」



「でも、無理に聞こうとは思ってないから」



「....ん」



「話したくなったら、話して」



何時になるか分かんないけど、アオには全て話せそうな気がした。
どんな私でも、受け入れてくれそうな気がした。



「うん」




家族を捨てた私。
名前を偽る私。



本当の私は...何処?