「いや、全然軽かった。李桜の食生活が心配になっちゃったよ」
冗談交じりに笑うアオにつられて
私も笑ってしまった。
「あ、やっと笑った」
「....え?」
「だって李桜、俺の家来てからまだ1回も笑ってなかったからさ」
確かに私笑ってないかも。
てゆうか、笑えないかも。
でも、アオと一緒に居ると
アオを見てると...
自然に笑みが零れる。
「それに...」
「.......?」
「李桜を運んだお礼と言っちゃあ、何だけど。
たっぷり李桜の寝顔見れたから満足♪」
なんて子供みたいに笑うアオ。
「なっ...アオの変態っ」
寝顔とか1番見られたくないんだから!
