無理と言おうとしたのを吉高に遮られる。



「なんで俺が」



『新宿駅前のミスドで待ってるから!』


新宿ってここから1時間もかかるじゃねーかよ。

なんの罰ゲームだよ、これ。


ブツッと切れたケータイを見ながら体を起こす。

あの調子じゃケータイ掛けても繋がんねーだろうし。

ってゆーか、行かない訳にはいかねーし。


今度なんか奢らせようと思いながら、俺は最寄り駅へと向かった。