そんな私に優しく手を伸ばしてくれた先輩がいた。

背中に何か貼り付けられてた時に、凄く驚いて怒ってる生徒と

廊下ですれ違った。それと、図書館で出会っていたみたいだ。

 先輩は私が廊下で爪を噛んでいると優しく声をかけてきてくれた。

 マキ先輩「やっほ!貴女、ディズニー好きなんだよね?」

 「あ、はい。」

 「仲間だ!」と、優しく握手をしてくれた。

 「私はチップとデールが好きなんだ。貴女、名前は?」

 「レイです。あの、お名前は?」

 「3年3組のマキです。」

 「マキ先輩。私はミッキーが大好きです。」

 「分かる!ミッキーは私の恋人候補。よろしくね。」

とだけ言い残し消えていった。

 (あの人、何なんだろう?)不思議な気分、でも優しく包まれた気分になった。

 私は今でもマキ先輩が大好きで、伝えられていない言葉がある。