イジメ・体罰・虐待~私の受けてきた暴言暴力~

 意味が分からなかった。

 「レイちゃん!田守と何を話してたの?」

 私は困った。どうしよう・・・

 「遠慮とか要らないよ!!何、吹き込まれたの?」

 「・・・。ここじゃあれだから向こうで話す??」

 「うん。」

 私たちは誰も居ない空き教室に向かった。

 「あのね・・・・田守が、あんなこと、言ってたよ。」

 「はぁ?田守ふざけんな!!」
 
 次の瞬間、奈緒ちゃんがドシっと机を蹴った。蹴りたくなる気持ち分かる!

私も、まだまだ幼稚だった。

 「蹴っちゃえ蹴っちゃえ!ストレス発散だ!!」と盛り上げてしまった。

 最初は色んな机の脚を蹴るだけだったが、机を倒しまくり、

ゴミ箱を蹴ってゴミ箱の中身のゴミを教室に散らかし始めた。

さすがに焦った。

 「奈緒ちゃん・・・」

 「私はイジメられてるのに誰も助けてくれなかったくせに、

なんで私が問題児扱い?なんで?なんで(怒)」

 結局、その教室の机を全部倒し、直さずに

 「帰ろう!!」と言われ、(どうしよう・・・)と思いつつ、少しでも

奈緒ちゃんのそばにいて話を聞きたいと思った。

 一緒に学校を出ようと思った時に

 「ごめん。用事があるから先に帰ってくれる?」と、言われた。

 「うん、分かった。バイバイ!」

 「ばいばい。」

 これが最後の言葉となった。