イジメ・体罰・虐待~私の受けてきた暴言暴力~

 私は、ある日、一生涯忘れられないような生徒に会った。

 授業開始の15分前のこと。

 「佐岡さん?」

 「はい、そうです。どちら様?」

 「佐岡さんと同じ学科の奈緒って言います。」

 「奈緒さん、初めまして。こんにちは。」

 「こんにちは。あの、ちょっとお話があるの。廊下来てくれる?」

 「良いですよ。」

 -廊下-

 「編入のレイちゃんだよね?」

 「うん。」

 いきなり奈緒ちゃんがボロボロ泣き出してビックリした。

 「奈緒ちゃん?どうしたの??」

 「本当にごめんなさい!!本当に!」

 「何の事?私、奈緒ちゃんに何もされてないよ?」

 「(涙)。杉田にイジメられてない?」

 「あ・・・イジメられてるけど・・・」

 「貴女が3年生に編入してくるまで私が杉田の被害を受けてたの。」

 「そうだったんだ。」

 「散々、奴隷扱いしといて、佐岡さんにターゲットに移った瞬間、

フルシカトしてきて、あの態度は何なんだろうね。」

 「それは酷い。」