イジメ・体罰・虐待~私の受けてきた暴言暴力~

 しばらくは1週間に1回、飛鳥先輩たちとの授業でしか

杉田とは関わりを持っていなかった。
 
 翌週の授業の時、杉田と小林が牙をむいた。

 小林が裏で杉田を操っていた。

 「レイちゃん!!」

 「何??」

 「レイちゃんの所に年賀状を書きたいからサイン帳書いて!」

 「え?!」

 「かけないけど一応、家の電話番号、書いて!」

 「うん、分かった!」

 何も考えず、住所や電話番号、生年月日などを書いてしまった。

 (私の考えがあまかった・・・)ガキだった私を今でも悔やんでる。

 後ろでお澄まし顔の小林。

 サイン帳の一件で私は忠告を無視し、少し、杉田に心を開いてしまった。
 
 優しくすることが罠だったとも知らず・・・

 更に私は、中高のイジメにも耐えられたんだから、仮に

イジメられても自殺なんかしない!大丈夫!と、高をくくっていた。

 まさか、壮絶なイジメと知らず。

 もう、受ける授業が決まっていた私。
 
 ある日、杉田から、こんなメールが来た。

 『月~金曜、1限~5限、なんの授業を何処の教室で受けるから

教えて!絶対返事待ってる!!』

 私は疑いもせず教えてしまった。