「飛鳥先輩!さようなら!レイちゃん、一緒に帰ろう!!」

 「・・・はい。」

 小林「さようなら、レイちゃん。」(キモい。)

 「さ、さようなら。」

 帰り道、杉田に色々と聞かれた。

 「レイちゃん、好きな歌手いる?」

 「マイケルとディズニー・ジブリです。」

 「ディズニー良いよね!!今度ディズニー行こう!」

 「あ、良いですよ!!」

 (周りのクラスメイトが言うより、優しいんじゃない?)

 脅迫的な態度は気になったけど、この時は、

 特に嫌だという感じはしなかった。

 帰宅後、パソコンを見て遊んでいると、

見知らぬ携帯番号から電話がかかって来た。

 「もしもし?」

 「もしもしレイちゃんの電話であってる?」

 「うん、あってる。どちら様?」

 「同じ学科の絵里。」

 「絵里、絵里、絵里、えっと・・・」

 「覚えてる?今日同じ授業を受けた杉田絵里。」

 「杉田さん!?」

 「うん。」