イジメ・体罰・虐待~私の受けてきた暴言暴力~

 「知恵と奈津子と和泉だよ!!」

 「マジで?!へ、ざまあみろ(笑)!」

 「だよね!エレベーター内の空気が薄くて知恵なんか走馬灯が見えた

だって!死にかけたみたい。」

 「ウケる!罰があたったんだよ!」

 「本当だね。あ、そういえば部活って入ってる?」

 「え?!あ、そういえば中3の時に手話部に入れてもらってたけど・・・」

 「レイちゃん、高校になってから行ってないの?」

 「まぁ、そんなところだね。同級生いないし。」

 「私のクラスに外部の子で手話部に入った子いるよ!?」

 「え?!本当に??名前は?」

 「みっちゃん。良い子だよ!高1誰もいないって嘆いてた?」

 「え、マジで??!行く!行く!部室の場所教えて!!」

 数日後、やっちゃんに教えられた部室に行ってみると、明らかに

中学卒業したばかりだろ?という、あどけない顔の女の子がいた。

 部室には、その子1人しかいなかった。

 「ここ、手話部の部室?」

 「うん!!」

 「何年生?」

 「高1です!」

 「私も高1!」