「陽、好き……」
「ああ、俺も好きだよ」
最後の瞬間――、くっと陽生の甘いため息が脳内に響く。
それから2人して大きな高ぶりを迎えると、目の前の広く汗ばんだ体が私を背後から大切そうに抱きしめる。
そしてまた、首筋に顔をうずめながら名残り押しそうに唇を落としてくる。
「相変わらず果歩の肌はスベスベで気持ちいいな。……てか、体のほうは平気?」
言いながら、陽生の手がそっとお腹に伸びてくる。さわさわと労わるように撫でられて、私は呼吸を整えながら「うん…」と小さく頷いた。
「それにしても、今日の果歩はやけに情熱的なんだな」
「えっ」
「そんなに俺が欲しかった?果歩のこんな乱れた姿は久しぶりに見たつーか、俺が翻弄されっぱなしなんだけど?」
そんな囁きに顔が熱くなる。
思わず陽生の方へと、体制を変えた。
「よ、く言うよ!陽生こそいつも以上に情熱的だったじゃない!」
むしろ余裕のかけらもない感じ。
私を求める体がとろけそうなほど優しくて、その半面与えられる快楽は冗談抜きですごかったんだ。



