「だから…、これだけは約束してくれ。この先何かトラブルに巻き込まれそうになった時は必ず俺に連絡しろ。俺のことを思うなら何が何でもだ。いいな」
右頬に陽生の手が添えられる。
それは驚くほど熱く、そして力強く頼もしいもので、泣けちゃうほど温かく…
涙が止まらなくなった私は声にならない声で頷いた。
「……分かっ、た」
そして陽生の胸にしがみ付く。
陽生の真剣な思いに胸が苦しいほどぎゅうぎゅうと締めつけられる。
――私は、幸せだ。
大好きな人にこんな大事に思ってもらえるなんて。
こんなにも大切に抱きしめてもらえるなんて。
改めて実感する。
陽生の愛を。
そして温かさを。
陽生の胸に抱かれながら、私は陽生に対しての思いをより深く実感するばかり。
――うん。もう、二度と陽生に心配かけるようなことはしない。
陽生を傷つけることだけはしたくない。
絶対に、ここで改めて誓う。
心から深くそう思い、私は陽生の背中にそっと腕を回した。



