「あんたには関係ないと思うけど」
無性に腹正しくなって冷たく睨みつけた。
あっさりなんてよく言えたものだ。
何も知らないくせに。
あれから私達は本当に色んなことがあった。
たくさん悩んで、たくさん傷ついて。
お父さんと激しくぶつかり合ったりして、本当に大変だったんだ。
なのにこの男は軽率にどんな手を使っただなんて、偉そうに……。
「…ムカつく……」
「あ、ひょっとして、めちゃくちゃ怒ってたりする?」
「当たり前でしょ!」
馬鹿にしてるの!?
そもそも何でこの男はあんなことをしたにも関わらず、こんなにフレンドリーに話しかけてこれるんだろう。
しかもへらへらと。
実に不愉快だ。
この男の無神経さをまじまじと疑ってしまう。



