☆甘い体温・短編集☆


そして、こういう時嫌でも感じてしまうのがお金の価値観。


今まで生まれ育ってきた生活環境の違いを改めて思い知らされるというか、なんというか……


とにかく、私は今まで通り普通の感覚で。

なるべくそんな環境に惑わされないようにするのが日々生活する私のモットーだった。




「少し休憩でもしようか?」



そんなこんなんで私達は最上階のフードコートに行き、まったりとお昼を食べる。


見渡せば休日だけあって、家族連れやカップルなどで賑やかにごったかえしている。


そんな中やっぱり目についてしまうのは、赤ちゃんや小さな子供を連れて楽しそうにしている家族の光景だ。


ついつい目元が緩んでしまう。


可愛いなって。


あと半年もしたら私達もあんな感じになるのかなって思ったら、何だか待ち遠しくて、ほっこりとした気分にしてくれる。



そして、和やかに食事を終えた私達はそれから再びデパートをぐるりと見て回る。


そうこうしてる間にあっという間に時間は過ぎていき、全て買い物を終えた頃には、私はすっかり疲れ果ててしまっていた。