☆甘い体温・短編集☆


こ、これだから金持ちは……



「もっと計画的に買おうよ」



一瞬ポカンとした陽生に、私はギロリとした視線を向ける。



「いつも言ってるでしょ?ちゃんと必要なものだけ買おうってっ」



相変わらず陽生の浪費癖?というか、買い方には毎回困ってしまう。


よく見ると、同じ服が色違いで何着も入ってるし。


ただでさえ毎週のように送られてくる静香さんと光治さんからのプレゼント攻撃。


ベビーベッドやベビーカー。その他もろもろ出産に必要なものはすでに十分というぐらい揃っていた。


だから、今日は本当に必要な物だけって考えてたのに……



「とりあえず、これとこれとこれは全部返してきて!」



そして私は苦笑いを浮かべた陽生にピシャリと言いきり、なんとか最小限で買い物を終えたのだった。