えっ……
その言葉に慌てて陽生の手を振りほどこうとしたら……あれ?
以外にも簡単に振りほどく事が出来て少し拍子抜けしてしまった。
ううん。
ていうかそれより……
「それ、俺からの卒業プレゼント。つか大事にしろよぉ。それ付けてこの瞬間をさ、今お前が出来る一瞬一瞬を大切に生きろ。悔いが残らないようにな」
私の頭をクシャっとした陽生がゆっくりベッドから降りる。
呆気なくなくなった陽生の熱い重み。
くるっと背を向けた陽生に驚きながらも、慌てて自分の手を見た私は……
「えっ……」
うそっ。
「何でっ」
自分の左手首を見て驚いた。



