☆甘い体温・短編集☆


「果歩」


「ん……」


「安心しろ、これから俺がじっくりお前を大人にしてやるよ」



耳元に熱い吐息をかけられて、一気に身体中が熱くなる。



「俺が。この手で、それは丹念に時間をかけて育ててやるから覚悟しとけ」



覚悟って……


な、なにするつもりよ!?


思わずゴクッと息を飲んだ瞬間、何故だか手首の違和感がより強くなった気がして…



「ひゃっ…」



そのまま不気味に笑った陽生に今度は仰向けにされる。


おまけに、思った以上に陽生の整った綺麗な顔が近くにあったりしたから



「は、はる…?」


「うん。なかなか似合ってる。これで少しは大人の女っぽく見えるんじゃないか?…まぁ、気休め程度にしかならないけどな」