☆甘い体温・短編集☆


そして3ヶ月間陽生と一緒に過ごしたかけがえのない空間だ。


私を救ってくれたとても大切な場所なんだ。




「でも、どうして……」



上手く言葉が出てこない。


どんどん溢れてくる感情に戸惑いすら感じてしまう。


それでもゆっくり振り返ってみると、とても満足そうに陽生が肩肘ついて横になって言った。



「ん?どうしてって…、ホテルにつれてけって言ったのはお前だろ?」


「そ、そうだけどっ……」


「それに約束したろ?近いうちにまた必ず連れてきてやるって」


「あ……」


「ずっと来たかったんだろ?ここは俺と果歩の特別な場所だもんな。どうせ来るならここの方が気分もいいだろ」


「陽……」



言葉にならないってこういうことなのかな?


陽生の顔が眩しすぎて、やっぱり次の言葉がでてこない。