「果歩、卒業おめでとう」
陽生が気を取り直すようにこめかみにキスを落とす。
私を抱きしめたまま、頬や首首筋、そして肩に背中に何度もその唇で熱い痕を残してくる。
「好きだよ……」
「ん……」
「昔も、今も、どうしようもないぐらいお前が好きだ」
その瞬間、胸にビリビリと甘い痺れが襲い、甘ったるい声が口から洩れる。
陽生の手が絶妙な感覚で私を追い詰めるから、もう何もかも全神経がそっちにもってかれてしまいそうで。
「私も……好き」
そんな熱い感覚に、私の口からも素直な言葉が溢れ出す。
まるできつく締めつけていたねじが緩むように、一度弾けた感情は止まらない。



