☆甘い体温・短編集☆


「ご、ごめんなさい……」


いったい何でこんなことに…


どうしてこんな失態を?


もう一度必死に思い返してみたけれど、やっぱり何一つ思い出せなかった。



「お酒って怖いね」


「分かればよろしい」



そんな私にようやく陽生の顔から笑顔が戻る。


優しさ満点の瞳を向けられて、私はホッとしたように陽生の胸に顔をくっつけた。



「まぁ、でも個人的には酔った果歩も好きだけどなぁ」


「へ?」


「なかなか刺激的だぞ。積極的な姿は。おまけにかなり色っぽいし、てか猛烈にエロイから」



フッと意味深に笑った陽生がツーっと私の背中をなぞる。



「マジで可愛い過ぎる。つーかたまんねぇ」


「えっ、ちょ……」


「つーことでそろそろ、いい?俺もう我慢の限界なんだけど」



その瞬間グルッと仰向けにされて、私はえっと言葉を呑み込んだ。