☆甘い体温・短編集☆


し、信じられない。


ていうか私ってば何て事を……


ああ。



「それって本当にわたしが……」


「他に誰がいるんだよ」



すぐに突っ込みをいれられて、肩をすくませる私。


逆に信じられないって顔を返されて、恐ろしいぐらい背筋が凍りついた。



「果歩、お前この先絶対俺以外の男と飲むなよ」



呆れながらじっと私を見つめる陽生が恐ろしく怖い。



やばい、怒らせた?


そう思ってみるものの、覚えてないものはまったく分からないわけで……



「果歩」


「はい!」


「返事は?」



うぅ…やっぱり怖い。


珍しく強めの口調に、私は少し大袈裟ぐらいに縦に頷いた。