「あれ?柚、雅樹からアプローチされてた時期あるんでしょ?気付かなかった?」
「ツンデレ…、かなあ?倉本くんって」
「うん。かなりね」
そこだけすごい自信満々に言い切ったあかねちゃんの様子を見てると、たぶんホントの話なんだろうけど…
『デレ』の方の倉本くんが全然想像できない。
「普段あんな感じでケータイばっかりいじって『他の事にはキョーミありません』って感じじゃない?」
「うん。勉強会の時も自分の勉強終わったら漫画に没頭してるし……」
「私もさー、付き合い始めてから気付いたんだけど、まずメールがデコメでしょ?」
「デコメ?私に送ってきたメール、絵文字はあったけど…」
「あー、そんなのアイツにとっては序の口中の序の口だから!」
知らなかった。
デコメは初耳かも…。
拓は未だに携帯の使い方が理解できないみたいで、長いメールとか絵文字入りのメールも送ってこないのに。
「そこですでにいつものキャラと違うからビックリしちゃったよ。しかも、二人でいたら……、何というか、密着度がハンパない」
「え…?もしかしてあかねちゃん……?」
「ちょ…っ、最後までは行ってないよ?ただキスが激しい……ってか……、何言ってんだ、私」
「うそ……」
ヤバイ。
聞いてる私まで顔が熱くなってきたよ。
あかねちゃん達の方は付き合って1か月ぐらいしか経ってないのに、私達の進行具合をあっさり越えちゃってたなんて。。。
驚いて言葉も出てこない。

